デビ庵 〜メールサーバ 5 (プロバイダ経由送信)〜

メール送信時に、プロバイダのメールサーバを経由する設定をします。
プロバイダとの接続では、セキュリティの関係でport25が塞がれていることも多々あります。
プロバイダやGmailのメール送信サーバを経由してメール送信することで、port25が塞がれていてもメール送信できるようになります。
また、送信先のメールサーバでDNS逆引きができないドメインからのメールはブロックする場合がありますが、この場合もプロバイダのドメインを参照されるので、メールが届くようになります。

プロバイダメールサーバ情報の設定

プロバイダのメールサーバの情報を mailpass ファイルに記載し、postmapでデータベース化します。

# cd /etc/postfix
# vi mailpass

# 以下を記載する。
[プロバイダのメールサーバ]:メールのポート番号 アカウント名:パスワード

プロバイダのメールの設定情報を記載してください。
メールのポート番号は 25/587などです。
[ ] のカッコも記載してください。

# postmap mailpass

これで、/etc/postfixに mailpass.db ができます。

postfixの設定

# vi main.cf

# OP25用に以下を追記
relayhost = [プロバイダのメールサーバ]:メールのポート番号
smtp_use_tls = yes
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/mailpass
smtp_sasl_tls_security_options = noanonymous
smtp_sasl_mechanism_filter = plain login

# systemctl restart postfix

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